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太陽光発電・ソーラー発電システム・太陽電池のお話
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住宅用太陽光発電ソーラーシステムは、太陽光によって直接電力を発生させるため、システムの運用中においてはCO2の発生はなく、貴重な石油も節約できます。一般的な家庭用として設置する3kW(年間発電量約3,000kWh)の太陽光発電ソーラーシステムのケースの環境貢献度は次のとおりです。 ・CO2を年間約540kg-c削減できます。 ・原油に換算すると、約740リットルの削減になります。  ただし、これらの数値は結晶系シリコンの太陽光発電ソーラーシステムの屋根置き型の計算値なので、アモルファス型や設置形態が異なると、上記数値は若干の差異があります。  太陽光発電ソーラーシステムがクリーンな電気を発電しても、そのシステムを製造する時に大量の電気を消費していないかとの疑問がありますが、太陽光発電ソーラーシステムの製造時に消費される電力と同量の電力を、製造されたシステム自身が発電するのに結晶系太陽電池で2.4年、アモルファスで2.1年程度かかります。これをエネルギー・ペイバック・タイム(EPT)と表現します。すなわち、システムを設置して2.4年目以降は、全くクリーンな電気を創出・使用できるといえます。  太陽光発電ソーラーシステムは、現在は廃棄時において、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)のような法律は適用されていません。家電4品目のリサイクル商品化率法定基準値(質量比)では、エアコン:60%、テレビ:55%、冷蔵庫:50%、洗濯機:50%等ですが、太陽光発電ソーラーシステムについては、まだ基準等についても何ら決まっていません。現状では一般産業廃棄物扱いとなっています。期待寿命が20年以上と長いため、今後生産量が2桁上がるとリサイクルが必要と考えられており、現在、産官学共同で検討されています。
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